なぜ、ハーフ住宅は建築する場所によって価格が変わるのか?を説明します
「ハーフ住宅を建てたいと思い、実際に見積もってみたら思いのほか高かった・・・」
そんな問い合わせをいただく事もございます。
ハーフ住宅に限らずですが、一般的に住宅は建築する場所によって価格がだいぶ変動します。
今回は、ハーフ住宅に限らず、住宅が建築する場所によって価格が変動する理由を説明していきます
1,地域区分と断熱によるもの
1つ目が、地域区分と断熱による価格の変動です。
日本には、以下のような地域区分があります。1が一番寒い地域、8が一番暖かい地域です。
当たり前のことですが、寒い地域で建てる場合は、断熱材を多く使いますし、逆に暖かい地域はそこまで断熱材は必要ありません。
高スペックの住宅にするために使用する断熱材や、それに付随するものがたくさん必要になってくるぶん、1地域に近づくほど価格は高くなっていくのです。
これが1つ目の、地域区分と断熱による価格の変動です。
2,準防火地域 や 法22条区域(建築基準法22条指定区域)の場合
2つ目は建築を希望する土地が、「準防火地域」や「法22条区域(建築基準法22条指定区域)の場合」は価格がアップします。
プランのページに記載させていただいている積算価格は、建築地が準防火地域でも法22条区域でもない場合に建てる価格となっています。
ハーフ住宅のプランにもよりますが、準防火地域や法22条区域ですと火災に強い建材を追加したり、変更したりする必要が出てくるためその分コストアップとなるのです。
建築を希望している土地が、どのような地域区分になっているのか、また法22条区域内かどうか調べるにはGoogleやYahoo!で「◯◯市(区・町・村) 法22条区域」と検索すれば調べることができます。
法22条区域(建築基準法22条指定区域)については、詳しくはイクラ不動産さんのウェブサイトにわかりやすくまとめてあります。
参考までにどうぞ。
3,大型パネル工場からの運搬距離によるもの
ハーフ住宅は大型パネル工場で生産される大型パネルによって建築されます。
大型パネルの工場からの運搬距離や運搬方法によって価格の変動がございます。大型パネル工場は全国にございますが、それでも工場からの距離が近い遠いという問題は出てきます。
分かりやすく例えると、「離島」になると価格が上がると考えてもらえればイメージが付きやすいかと思います。
あとは、4tトラックで運び、大型のクレーンでパーツを吊って建築しますので建築する場所までトラックが入れる必要があります。実際にご相談を頂かないと何とも言えない部分もございます。
4,あらかじめ間仕切りまで工事してほしい、欲しい建材がある場合
ハーフ住宅は基本的には内部の壁は最低限となっております。
ライフスタイルに合わせて間仕切りをつけたり取り外したりすることができるのが特徴ですが、建築時点で間仕切りまで工事してほしい場合はその分の価格がアップします。
中には、キッチンやお風呂、トイレなどのグレードアップを希望される方がいらっしゃいます。
プランにもよりますが、納まりさえすれば設置が出来ない事はありません。グレードアップした分、価格はアップします。
これは注文住宅でも同様ですね。
以上が、ハーフ住宅に限らず、住宅が建築する場所によって価格が変動する理由でした。
暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは
ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。 世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。
コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。
High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる
人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。
コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。
なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません。
逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」 「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」
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