住宅ローンが返せなくなって家を手放さざるを得ない状況にならないために
住宅ローンが返せなくなって家を手放さざるを得ない状況にならないために払う金額は少ないほど良いというのが今回の記事のテーマです。
「何を言ってるんだよ!そんなの当たり前のことだろう!」
なんて思われたかもしれませんね。
しかしながら、今は住宅ローンが返せずせっかく建てた夢のマイホームを手放さざるを得ない人が非常に増えています。
夢のマイホームに舞い上がる気持ちも分かりますが、そうならないために少し考えてみて下さい。
スーパーの買い物は金額を気にするのに
家や車を買うときは、金額の差がなぜ気にならないのか?
人というのは不思議なもので、スーパーでの買い物で数百円数十円の価格差や割引は気にするのに、家や車などの大きな買い物になるとあまり気にしなくなるものなのです。
「あっちのスーパーの方が50円安いから、この商品だけあっちのスーパーで買おう!」
なんて方も少なくないと思います。
なのに、家や車など何百万円、何千万円もするものになると様々な要因が複雑に絡まっているのも相まって価値の差が分からなくなる為、あまり気にしなくなるんですよね。
例えば、立地と見た目がほとんど同じの3200万円の家と3500万円の家の、300万円の差がなんだかわかりますか?
おそらく、中に使われている建材が~とか、素材が~とか、いうかもしれませんが、そんなもの差のは、たかが知れてます。
ハウスメーカーで建てようと当たりをつけて見積もりを取った時、数十万円の値引きに「ラッキー!」なんて思っていませんか?
ハウスメーカー的には、その値引きをしても十分に利益がとれているのですよ。
スーパーでどれだけ数十円の「お得」を積み上げても到底到達できない金額です。
払う金額は、もっと気にするべきだと思います。
35年のローンを組んでも、最後に残るのは土地の価値だけ
家を建てる際は、ほとんどの人が35年のローンを組みます。
「一生に1度の大きな買い物だ!」と、自分に支払えるリミットの金額で、できるだけ自分好みの家を建てたいと思う方が多いようです。
でも、ちょっと考えてみてほしいのです。
例えば4000万円の家をハウスメーカーで建てるとします。
すると月の支払いは(金利もありますが)単純計算でおおよそ13万円前後になりますね。
13万円前後の家賃の賃貸に住んでいたのであれば、おおよそ変わらない計算になりますが、一戸建てはプラスで固定資産税などの税金や、修繕のために貯めておくべきお金など、様々な費用が掛かってきます。
ローンの完済まで今の職と、年収を維持できれば問題ないですが、今の時代はどんな大企業にいても何があるかわかりません。突然リストラを宣告されるなんていうケースも珍しくありません。
いざ、何かあって返せなくなったとき、せっかく立てたお家は売却しなければいけなくなるのです。しかも買った金額よりはるかに安い金額になります。
今の日本では上物である木造建築の建物の価格は帳簿上では22年で0になりますからね。
おおよそではありますが、土地付き5000万円の家を買ったとしてローンが払い終わった35年後では2000万~2500万円ほどまで価値が下がるようです。ほぼ土地代のみという金額です。
自分好みの家を大きなローンを組んで建てるのには、そんなリスクもあるのです。
払う金額は、少なければ少ないほど良い
ハーフ住宅は余計なものが無いから安い
例えば、ハーフ住宅は第一工事の最低限住める状態での引き渡しとなるため、一般的なハウスメーカーの住宅と比べると非常に安価です。
まぁ、壁紙もなく柱も丸見えのスケルトン状態ですからね。
たとえば2000万円のローンを組んだとすると、金利もありますが月の住宅ローンの支払いは6~7万円前後となります。都内のワンルームの賃貸アパートより安いです。
十分な収入がある場合は、早期返済をしたり、自分の趣味に残りのお金を充てたりすることができますし、ハーフ住宅のインフィル(内装部)を自分好みの建材を買って自分でしつらえることもできます。
家は一生に1度の大きな買い物です。
だからこそ家のローンにかける費用は、できるだけ少ないほうが良いです。
暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは
ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。
世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。
コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。
High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる
人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。
コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません。
逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」
この記事へのコメントはありません。