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持ち家を「資産」か「負債」で考える ハーフ住宅は資産となるのか

持ち家は資産なのでしょうか?それとも負債なのでしょうか?

ローコストのハウスメーカーの家は残念ながら負債といえるかもしれません。しかしながらハーフ住宅は「十分に資産になり得る建物」だと言えます。

この記事では、その理由と、持ち家を資産・負債で考えるべきではない理由を説明していきます。

 

「資産」と「負債」の概念

まず、最初に整理しておきたいのは「資産」と「負債」の概念です。

資産・・・持っているだけでお金が増えていくもの
負債・・・持っているだけでお金が減っていくもの

以上です。わかりやすいですね。

 

持ち家が「負債」といわれている理由

世間的に、持ち家は「負債」と言われています。その理由は所有しているだけでお金を減らしてゆくからです。

例えば、土地付き5000万円の一戸建てを注文住宅で建てたとします。

35年のローンを組むと金利もありますが月の支払いはざっくり約13万円となります。

35年間ローンを払い終わった後に家を売るとなるといくらぐらいになると思いますか?

立地にもよりますが、おおよそ2000万円~2500万円になるといわれています。これは、ほとんど土地の価格だけで上物の建物の価格は0に近いです。日本の木造住宅は、帳簿上では22年で0になるからです。

ローンで払う金額だけでなく、建物としての価値も月に8万円ぐらいづつ下がっていく計算になっています。

さらに、どこかが壊れれば修繕にお金がかかります。固定資産税などの税金も毎年払うようになりますし、どんどん出費がかさんでいくわけです。

ローンで他にお金が回せなくなる、貯金が難しくなる、容易に引っ越しもできなくなるなど、自由も奪われます。

これが、持ち家が「負債」といわれる理由です。

 

一生、賃貸に住むのが正解なのか?

では、一生賃貸に住むのが正解なのでしょうか?

日本経済新聞で「持ち家vs賃貸 支出総額、50年間で差はわずか75万円?」という記事がありました。

これには、賃貸と持ち家のスペックの差などが何もないため一概に何とも言えませんが、ずっと賃貸でも持ち家と支出の総額があまり変わらないということがなんとなくわかります。

賃貸は、50年家賃を払い続けても最終的に自分の物にはなりません。ハーフ住宅をオススメする立場からすると、賃貸への出費はもったいないと感じます。

高齢になると、自分の住みたい賃貸は借りられなくなる可能性も上がります。

一生、賃貸にすむのも負債のような気がしてきませんか?

 

資産は残らないが家は残る

持ち家は確かに負債かもしれません。しかしながら、ローンさえ完済できれば「家」は残ります。

さらに言うなら「土地」も残ります。建物に価値がなくなったとしても「土地」の価値はなくなりません。

生活していくうえで一番大きな出費である「家賃」もかかりません。

給湯設備やら、家電やらが壊れて出費はあるかもしれませんが、家と土地は残るのです。

賃貸は、ずっと「家賃」を払い続けなければいけません。「住む」には賃貸でも持ち家でも、お金がかかることは一緒なのですよ。

 

家が完全に負債になる瞬間は「愛」がなくなった時

家が完全に負債になる瞬間は家に対する「愛」がなくなった時です。それが家の寿命ともいえます。

一番わかりやすい例として、家の断熱性能を挙げてみます。

家で一番、温度が逃げやすいのが「サッシ」です。サッシは開けたり閉めたりする際にゴムのパーツが徐々に摩耗していきます。摩耗が一定を超えるとそこが原因で部屋の熱が逃げ、寒い家になっていきます。

また、グラスウールという綿上の断熱材は、とても水に弱いと言われています。断熱にグラスウールを使っており、何らかのきっかけで水にぬれて断熱性能が著しく落ち、それが原因で寒い家になってしまったとします。

「この時に、お金をかけて直せるか?」

これが、家に対する「愛」です。愛がなくなると家は寿命を迎えます。

愛を失った瞬間に、家は価値を大きく落とし負債となるのです。

 

ハーフ住宅が資産になり得る理由

ここまで、持ち家は負債と書いてきました。なのになぜハーフ住宅は資産になり得るといえるのか?

資産とは、持っているだけでお金を増やしてくれるもののこと。要は、ハーフ住宅を使ってお金を増やせばよいのです。

どういうことなのか?気になりますよね。

ハーフ住宅は、その名の通り第一工事が終わった最低限住める住宅としては「ハーフ」の状態で引き渡す住宅です。

その後の内装をカスタムしていく様子を動画サイトにアップロードしてみたり、買い足したものをブログやSNSで紹介してみたり、広告収入だけでなく、家具や建材などの商品を紹介することでフィーを得るなど、お金を生み出す方法はいくらでもあるのです。

これは普通のハウスメーカーで建てた家ではできないハーフ住宅だからこそ生み出せるコンテンツといえます。

ハーフ住宅自体がコンテンツになり得るため、ハーフ住宅は資産となり得るのです。

さらにいうと、素敵に仕上げて賃貸として貸し出すなんてこともできるでしょう。

 

お金で買えない価値 その楽しみは「プライスレス」

資産か負債かで議論するだけが、物の価値でしょうか?私はそうは思いません。

持ち家には確実にお金では測れないプライスレスな価値があります。

・子どもがうるさくても大丈夫
・楽器やオーディオなどの音を出す趣味もたのしめる
・下の階に気を使わなくてよくなる
・上の階の足音がなくなる
・隣の部屋の声や生活音を気にしなくてよくなる

他にもいっぱい出てきそうです。

家と似たような例では「車」があげられます。

車は資産か負債でいえば完全なる負債です。税金、保険、ガソリン代、車検や整備代など、持っているだけでお金はどんどん出ていきます。さらに事故のリスクもあります。走れば走るほど、年式が古くなるほど価値は落ちていきます。

でも、いつでもどこでもどこまででも好きなところに行けるというお金で買えない価値があります。

内装を自分好みにしてみたり、洗車したり。自分の物として愛着がわいてくる。

楽しみというお金で買えない価値を手に入れることができるのも持ち家の良さです。

資産か負債か モノの価値はそれだけでしょうか?それを言ってしまうとスマホも、パソコンも、テレビも、エアコンも、すべて負債になっちゃいますよ。

お金で買えない価値が持ち家にはあります。

 

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・耐震性の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・耐震性で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つに
してみてはいかがでしょうか?

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