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スケルトンリフォームとハーフ住宅、どちらが理想の住まい?

マイホームは、人生の中でも大きな買い物であり、一生住む場所となるため、こだわりを持って作りたいものです。しかし、実際に家作りを始めると、様々な選択肢や情報に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

近年、注目を集めているのが「スケルトンリフォーム」と「ハーフ住宅」です。

どちらも戸建て住宅のデメリットを解消し、理想の住まいを実現できる方法として人気があります。

しかし、スケルトンリフォームとハーフ住宅はそれぞれ異なる住まいづくり方法であり、メリット・デメリットも異なります。そこで今回は、スケルトンリフォームとハーフ住宅をそれぞれ詳しく解説し、比較した上で、どちらが理想の住まいづくりに適しているかをご自身で判断いただけるよう、この記事を書かせていただきました。

スケルトンリフォームをご検討の方にぜひ、ハーフ住宅もご検討いただけるととてもうれしいです。

スケルトンリフォームとは?

スケルトンリフォームは、建物の骨組みを残した状態で、壁や床、天井、キッチン、浴室、トイレなどの内装をすべて解体・撤去し、新たな内装材や設備で作り替える大規模なリフォームです。建物の構造体以外をすべて取り除くため、間取り変更や設備更新など、自由度の高いリフォームが可能になります。

スケルトンリフォームの特徴は「自由度の高い理想の住まいを実現できること」

  • 老朽化による建物の劣化を解消できる
  • 耐震性や断熱性を向上させることができる
  • ライフスタイルに合わせた間取りに変更できる
  • バリアフリー住宅を実現できる
  • デザイン性の高い住宅にできる
  • 資産価値を向上させることができる

築40年の戸建て住宅に住む夫婦は、老朽化による建物の劣化が深刻化し、耐震性や断熱性も低下していました。そこで、スケルトンリフォームを行い、耐震性と断熱性を大幅に向上させ、広々としたリビングや収納スペース、バリアフリー設備などを備えた理想の住まいを実現しました。

また、音楽家の方は、防音設備や楽器演奏用のスペースを確保するため、スケルトンリフォームを行いました。間取りを自由に変更し、防音設備や楽器演奏用のスペースを完備した、理想の音楽環境を実現しました。

既にある骨組みを使いますが、内装をまるまる変える事ができるため、ほぼ新築のような雰囲気が味わえます。

断熱までやり直すとなると、かなりの大工事になります。

スケルトンリフォームのデメリット

デメリットは費用が高く、工期が長いため、慎重に検討する必要があることです。下手したら新築より高くなることもあります。

  • 費用が高い
  • 工期が長い
  • 仮住まいが必要

Aさんは、スケルトンリフォームを検討していましたが、費用が高額になることが懸念事項でした。専門業者に相談したところ、当初の予算よりもかなり高額になることが判明し、スケルトンリフォームを断念しました。

また、実際にリフォームされた方の中には スケルトンリフォームを行うため、数ヶ月間仮住まいをする必要がありました。仮住まいの費用や、荷物の移動など、様々な手間がかかりました。

そこで提案させていただくのが、ハーフ住宅です。

ハーフ住宅とは?

ハーフ住宅は、工場で生産された大型パネルを現場で組み立てるプレハブ住宅の一種です。

高性能な住宅設備や断熱材を使用しており、短納期で低価格で建築することができます。

ハーフ住宅の特徴

ハーフ住宅は短納期で低価格で高性能な住まいを実現できます。

  • 高性能な住宅設備や断熱材を使用している
  • 短納期で完成できる
  • 低価格で建築できる
  • 内装に自分好みに自分で手を入れることができる

Eさんは、短納期で低価格で高性能な住まいを建てたいと考えていました。ハーフ住宅は、工場生産された大型パネルを使用するため、短納期で完成することが可能であり、高性能な住宅設備や断熱材も標準装備されています。1日で上棟しちゃいますからね。

朝から建築を開始して、夕方には屋根も乗って、簡易防水まで終わってます。

ハーフ住宅のデメリット

ハーフ住宅は、デザインのバリエーションが限られているため、事前に十分な検討が必要です。

  • デザインのバリエーションが限られている
  • 道路が狭くクレーンが入れないような場所では建築できない
  • 壁紙などの内装が無い

現実にハーフ住宅のデザインのバリエーションが限られていることに不満を感じられる方もいらっしゃいます。希望するデザインのハーフ住宅が見つからず、妥協してスケルトンリフォームを選ぶことになりました。

逆に言えば、デザインが限られているからこそ低価格を実現しているともいえます。

また、もうひとつの事例として、ハーフ住宅を建築しようとしていた土地に面している道路が狭く4m未満だったためクレーン車が入ることが出来ず、建築できないことが判明しました。希望する場所にハーフ住宅を建てることができず、別の場所を探す必要がありました。

どちらがおすすめ?

スケルトンリフォームとハーフ住宅、どちらがおすすめかは、それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身のニーズや予算に合わせて判断する必要があります。

スケルトンリフォームがおすすめな方

スケルトンリフォームは、老朽化した建物を建て替えたい、耐震性や断熱性を大幅に向上させたい、ライフスタイルに合わせた間取りにしたい、バリアフリー住宅を実現したい、デザイン性の高い住宅にしたい、予算に余裕がある方に最適です。

  • 老朽化した建物を根本的に解決できる
  • 耐震性や断熱性を大幅に向上させることができる
  • 自由度の高い間取り変更が可能
  • バリアフリー住宅を実現できる
  • 理想のデザインの住宅にできる
  • 長期的な視点での資産価値向上

ハーフ住宅がおすすめな方

それに対し、ハーフ住宅は短納期で低価格で高性能な住まいを実現したい方に最適です。

  • 短納期で完成できる
  • 低価格で建築できる
  • 高性能な住宅設備や断熱材を標準装備
  • ある程度の自由度の高い間取り設計が可能

スケルトンリフォームを検討される方の選択肢の一つにハーフ住宅を

スケルトンリフォームをご検討の方にぜひ、ハーフ住宅もご検討いただけるととてもうれしいです。

スケルトンリフォームをするなら断熱までやり直した方が良いと思いますが、そこまでするのであればハーフ住宅の方がコストがかからない可能性もありますよ。

スケルトンリフォームとハーフ住宅は、それぞれ異なる住まいづくり方法であり、それぞれにメリット・デメリットがあります。どちらが理想の住まいづくりに適しているかは、ご自身のニーズや予算、希望する住まいのイメージに合わせて判断することが重要です。

今回の記事が、スケルトンリフォームとハーフ住宅について理解を深め、理想の住まいづくりに役立つ情報となることを願っております。

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。 世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。

なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」 「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか?

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