ハーフビルドを
楽しむ

新築で「いらない設備」と「あったほうがよい設備」とは?

マイホームの建築で、いらない設備とあったら嬉しい設備を紹介します。

ハーフ住宅のように案外、後付けでも大丈夫な設備もたくさんありますよ。

 

新築で いらない、もしくは必ずしも必要でない設備

天窓

地域の気候や環境条件にもよりますが、天窓は必要ないでしょう。

設置やメンテナンスにコストがかかるだけでなく、経年劣化による雨漏りの心配もでてきます。

また、真夏の暑い地域では天窓を設置すると室内がますます暑くなってしまったり、斜面に高い建物や木々がある場合は、天窓から十分な光が入らず、効果的でなかったりする場合も。

採光できるメリットはありますが、逆に天窓からの光が邪魔になることもあります。

「おしゃれだから」という理由だけで天窓を採用するのはやめておいた方が無難です。

窓のシャッター

窓のシャッターは防犯や断熱、防音などの効果がありますが、地域の気候や環境条件によって、窓のシャッターは必要ありません。

単純に予算もかかりますしね。開け閉めもだんだん面倒くさくなって使わなくなってきます。

例えば、防犯面での必要性が低い地域や、自然災害のリスクが低い地域では、シャッターを設置する必要性が薄いといえます。

キッチンの吊り戸棚

新築にキッチンの吊り戸棚がいらない理由はいくつかあります。

設置にコストがかかる、天井が低い場合と壁の構造が弱い場合は設置が困難なことも。

むしろ高いところにあるからそんなに使わない事が多いです。

ただし、収納スペースを有効に活用できるため、キッチンスペースが狭いなど必要性がある場合は設置してもよいかもしれません。

以上のように、新築にキッチンの吊り戸棚が必要かどうかは、収納スペースや設置可能性、デザインなどを検討して順次に判断する必要があります。

設置する場合はキッチンのデザインやインテリアにも影響するため、設計段階でしっかりと検討することが大切です。

食洗機

新築には多くの費用がかかるため、予算を抑える必要がある場合、食洗器を優先しない場合があります。また、後から食洗器を買うこともできます。

食洗器は、水や電力を消費するため、家計に負荷をかけることになります。

また、手洗いでも十分に清潔にすることができるので、必要になったら買うぐらいでよいでしょう。

私の実家では、「日常的にすぐに使う食器置き場」となってしまっています。

床下収納

床下収納は便利な収納スペースですが、湿気やカビの発生、虫の発生などが問題となる場合があります。

また、床下収納を設置するためには、地盤の強度や高さの問題もあり、建設費用が高くなる可能性があります。

そもそも、あったとしてもあんまり使わないんですよね。入れたものを忘れてしまうレベルです。

浴室テレビ

浴室テレビは贅沢な機能ですが、湿気や水滴などによる故障のリスクが高く、修理や交換にコストがかかります。

設置するのもお金がかかります。

どうしても浴室で見たい場合は、ワンセグ付きの防水スマホなどで代用する方がよいでしょう。

備え付けの設備としては必要ないといえます。

ホームシアター

ホームシアターは、映画館並みの臨場感を味わうことができますが、専用のスペースが必要であり、設置には高額な費用がかかります。

安いプロジェクターを購入するという方法もありますが、思った以上の満足感はありません。

また、音や振動によるトラブルも発生する可能性があります。

もう1ランク上のテレビを購入する方が満足度は高いかもしれません。

ベランダ

ベランダは、開放感があり気持ちが良い場所ですが、日当たりや風通しの問題、掃除の手間などがあるため、必ずしも必要ではありません。

また、周囲の景観によっては、ベランダからの景色が楽しめない場合もあります。

洗濯物を外干ししたい方はあった方がよいこともあります。

浴室乾燥機

浴室乾燥機は、湿気を取り除き、カビや臭いの発生を防止することができますが、

乾燥機能を持った洗濯機を使えば同様の効果を得ることができるため、必ずしも必要ではないといえます。

勝手口

勝手口は、家の裏側から出入りすることができるため、便利ですが、防犯上の問題や、家の外観を損なうことがあるため、必ずしも必要ではないでしょう。

和室

和室は、日本の伝統的な空間ですが、家具やインテリアの選択肢が限られることや、ベッドを置くような寝室や子供部屋としてはちょっと使いづらいです。

床だけ畳風の和と洋のコラボレーションのような部屋の方が使い勝手がよいかと思います。

床暖房

床暖房は、足元から暖かくなるため快適な空間を作ることができますが、設置費用が高く、電気やガスなど運転コストも高くなる場合があります。

また、家具の配置に制限が出ることがあるため、必ずしも必要ではないといえます。あったらあったで嬉しいぐらいですかね。

そもそも、気密と断熱をしっかりしている家で、杉などの軟らかい無垢の木をつかったフローリングなら床暖房なんかなくても冬でも暖かいです。

書斎

書斎は、仕事や勉強をするための専用の空間ですが、必ずしも家に必要なものではありません。

ただ、個人的には、とても欲しいですが。

多目的なスペースを設けることで、同様の機能を兼ね備えることができます。

乾太くん

乾太くんは、お風呂上がりの水滴を素早く乾かすための機能ですが、通常の換気でも同様の効果を得ることができます。

また、設置場所によっては、取り外しが困難なことがあるため、必ずしも必要ではないと言われています。

浴室の窓

浴室の窓は、自然光や換気を確保するために設置されることがありますが、プライバシーや防犯の観点から、必ずしも必要ではありません。

24時間換気を入れておいた方がよいです。

また、窓の種類や設置場所や大きさによっては、風雨や冷気の侵入などが問題となることがあります。

たとえば、ルーバー窓とかジャロジー窓と呼ばれる硝子が蛇腹になった窓は断熱性が非常に低く冬に風呂場が寒くなりがちです。

お風呂場の棚

お風呂場の棚は、入浴用品やタオルなどを収納するために便利ですが、設置場所によっては、湿気や水滴などの影響を受けやすく、カビや汚れが発生することがあります。

本当に必要最低限にする方がよいです。

できれば、マグネットなどで壁に貼り付けるような、いわゆる「宙に浮かせる収納」の方が衛生的です。

雨戸

雨戸は、窓を保護し、防犯や断熱効果を高めるために設置されることがありますが、設置費用が高く、メンテナンスも必要です。

また、風通しを阻害することがあるため、必ずしも必要ではありません。

ただ、台風の時など、あったら安心のタイミングもあります。

予算に合わせて設置を考えてみましょう。

ミストサウナ

ミストサウナは、蒸気を利用して汗をかくことができるため、健康効果が期待できますが、設置費用や運転コストが高く、メンテナンスも必要です。

そもそも、そんなに使いません。使っても面白がって1回使うぐらいでしょう。

残念ながら、必ずしも必要ではありません。

両開きドア

両開きドアは、開閉スペースを確保するために設置されることがありますが、スペースの制約がある場合や、開けたときに壁や家具と接触する可能性がある場合があります。

引き戸などの代替案があります。どうしても両開きでないと行けない場合を除いて、両開きドアは必要ないでしょう。

埋め込み型エアコン

埋め込み型エアコンは、スッキリとしたデザインに仕上げるために設置されることがありますが、設置費用が高く、取り付けるための工事が必要となる場合があります。

とにかく、メンテナンスが大変です。故障した場合は、業者を呼び、高い修理費用が掛かります。

それであれば、高気密、高断熱の家に安いエアコンを設置した方が良いです。故障しても懐が痛みません。

 

新築であったら嬉しい設備

新築であったら嬉しい設備を紹介します。

これらの設備や機能があると、家事の負担を軽減してくれたり、生活の質を向上させてくれるなど、快適で便利な生活を送ることができます。

 

玄関の電気錠

玄関の電気錠は、鍵を持ち歩かなくても自宅の玄関に出入りできるため、セキュリティや利便性が高まります。家族の誰かが鍵を忘れた場合でも、電気錠を解錠することができます。

今の車のキーと同じように、本当にあったら便利です。

宅配ボックス

宅配ボックスがあれば、不在時でも宅配業者からの荷物を受け取ることができ、受け取りの手間や配達日時の調整の必要がありません。

また、荷物を玄関先に置いておくことによる不審者への誘因を減らし、セキュリティを高めることができます。本当に便利です。

パントリー

パントリーは、食品や調味料などを収納する場所であり、キッチン周りの収納スペースを広げることができます。

また、調理中に必要な食材や調味料を手軽に取り出すことができ、調理効率を上げることができます。

タッチレス水栓

タッチレス水栓は、手をかざすだけで水を出すことができるため、手が汚れたときにも衛生的です。

また、水の量や温度を調整することができ、節水効果も期待できます。

タンクレストイレ

タンクレストイレは、タンクがないため、清潔に保ちやすく、また、節水効果も期待できます。

また、水漏れの心配が少なく、メンテナンスが簡単です。

タオルストッカー

タオルストッカーは、タオルを収納する場所が確保できるため、タオルをすっきりと整理することができます。

タオルストッカーがあると、脱衣所や洗面所がスッキリと片付き、清潔感があります。

また、タオルストッカーはタオルの乾燥を促進する効果もあるため、臭いの原因となるカビや雑菌の発生を防止することができます。

脱衣所にクローゼットを設置して見えなくするのも良いです。

電動カーテン

電動カーテンは、手動でカーテンを開閉する手間や煩わしさを解消することができます。

また、簡単に操作できるため、高齢者や身体的に不自由な人にとっても利便性が高いです。

さらに、自動化により、開閉のタイミングを自由に設定することができるため、遮光や断熱効果を高めることができます。

朝になったら勝手に開く設定にしておけば、朝日を取り込むことで寝起きをよくする効果が期待できます。

小上がりスペース

小上がりスペースは、リビングルームやダイニングルームなどの床よりも少し高い床のスペースで、部屋に深みと奥行きを与えることができます。

小上がりスペースがあると、家具の配置やデザインのアレンジが自由になり、おしゃれなインテリアにすることができます。

また、子供たちの遊び場としても利用できるため、家族が一緒に過ごすスペースを増やすことができます。

おしゃれな家に多いイメージありますよね。

2階のトイレ

2階にトイレがあると、夜中にトイレに行くときや急な用事で1階まで降りる必要がなくなります。

また、家族が多い場合、トイレを使いたい人がいるときにほかの人が使っていても、2階トイレがあれば不便を感じることがありません。

衣類乾燥機付きの洗濯機

衣類乾燥機は、天気が悪い日や寒い季節でも洗濯物を室内で乾かすことができるため、家事の負担を軽減してくれます。

また、室内で乾かすため、洗濯物に外気の汚れや花粉などがつく心配がありません。

干す手間がなくなるだけでなく、気持ちよく乾くため本当に便利です。

雨水タンク

雨水タンクは、雨水を集めて再利用するためのもので、トイレの水や庭の水やりなどに利用することができます。これにより、水道代の節約につながり、環境にもやさしい暮らしを実現できます。

また、災害時に水道が使えなくなった時に、普及までの数日間は最低限の水のある生活を送ることができます。自宅のトイレが流せるというだけでだいぶ気持ちが違います。

 

理想の暮らしは理想の設備選びから!

新築でいらない設備を導入しないために気をつけるべきことは以下の通りです。

本当に必要か自問自答する

目的が明確か確認し、長期的な目線で考えましょう。

「よくよく考えたら、いらないかも……」そんな風に思ったら、必要ないかもしれません。

夢のマイホームでいろいろなものを詰め込みたい気持ちは分かりますが、冷静な他人目線の第三者の意見を聞くのもよいでしょう。

本当に必要か、よく自問自答してみましょう。

情報収集し予算を立てる

必要な設備がまとまったら、優先順位を決めましょう。

あれもこれもという気持ちは分かりますが、本当に必要だという優先順位を決めましょう。

設備には初期費用とランニングコストがかかります。

性能とコスパも考えて、情報収集をして、予算をたてましょう。

製品や設備でウェブ検索をして実際に使っている人のレビューも必ず読んでおくことをオススメします。

 

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つに
してみてはいかがでしょうか?

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事一覧