ハウスメーカー選びは工法選び。でも、もっと大切なことがある。

「ハウスメーカー選びは工法選び」とよく言われます。

でも実はもっと大切なことがあるんです。

ハウスメーカーの商品は工法

大手のハウスメーカーさんは、自社の商品（家）を選んでもらうために様々な差別化をしています。その一つが工法です。

例えば、住友林業はビックフレーム工法、積水ハウスはシャーウッドという軸組在来の金物ピン工法、ミサワホームは木質パネル接着工法、ダイワハウスはXEVOという鉄骨・Σダンパーと外張断熱工法、ヘーベルハウスは鉄骨とへーベル板。

家を建てる際にハウスメーカーを選ぶのは、すなわち家という商品の「工法」を選ぶということになります。

ほとんどの方が、各ハウスメーカーのカタログを取り寄せたり、モデルハウスにいってみたりして情報を集めるのではないでしょうか？

今回のテーマは、「でも、もっと大切なことがある。」というもの。
今の時代、これが工法選びよりもある意味重要だといえます。

それはずばり、「実際に現場で建てているのが誰なのか？」ということです。

実際に建てているのは下請け業者

「え！？どういうこと！？大手のハウスメーカーで建てれば確実に安心なんじゃないの？？」そう思われる方がほとんどだと思います。

知っておいていただきたいのは、大多数のハウスメーカーの家を実際に現場で建てているのは「下請けの大工・工務店の職人さんである」という事実です。

大手のハウスメーカーを信用して、工法が気に入って大金を払って建てたにもかかわらず、実際に住んでみたら気密性全然なかったり、サーモグラフィーで見てみると断熱材の充填が不十分な箇所があり原因で寒かったりと、そんな事例がネット上で調べるとたくさん出てきます。

「でも、大手に頼んだのだから、仮に何かあっても面倒をみてもらえるはず。」
そんな甘い考えでいると痛い目をみます。
あれだけ愛想のよかった営業マンは、あなたに契約のハンコを押させるまでが仕事です。それまでいくら親身に相談にのってくれていたとしても、基本的にそのあとは助けてくれません。何かあったらその後は本社にいる別の人間と掛け合うしかありません。

すると、
「それが仕様です。問題ありません。」
「問題が無いので、こちらでは直せません。」
そんな対応をされることも少なくありません。残念ながらそれは欠陥住宅を指摘する第三者機関の人間が交渉の場にいても同じです。

それこそ法律を必死で勉強して、徹底的に戦う。まさに泥沼にはまったかのような日々を送ることになることもあるかもしれません。

ハウスメーカーで確実に良い家を建ててもらう裏技とは

ここまで書いてきてなんですが、私はハウスメーカーを否定するつもりも、下請けの大工・工務店の職人さんを否定するつもりも毛頭ありません。

ただ、そういった事実は往々にしてある。ということを知っておいていただきたいということです。

もし、あなたがハウスメーカーで家を建てることを検討しているのであれば、営業担当にこう言ってみてください。ある意味裏技です。
「私たちが見に行った、あのモデルハウスを建てた建設部隊の人たちに建設をお願いします。」と。
失敗が許されないハウスメーカーの顔ともいえるモデルハウスを建てた人間が、一番腕がいいですからね。

きっと確実なものが建てられるはずです。（いいですよ！と実際にやってもらえたら儲けもんです）

ちょっと話が反れましたが、家づくりのキモは、「どこのハウスメーカーを選ぶにしても、本当に腕の良い、信頼できる工務店に建ててもらうことが大切だ」ということです。

そんな工務店を知っていたら、むしろそっちで建ててもらったほうが安くて数段グレードの高いお家が出来ちゃいますね。このあたりが「ハウスメーカーを選ぶべきか工務店を選ぶべきか論争」のキモなのではないでしょうか。

ハーフ住宅は工場生産＆信頼のおける工務店による施工

大型パネルで建てられるハーフ住宅にも同じことが言えるかが気になっているかと思いますが、その心配は“ほぼ”ありません。
重要なパーツは全て工場で生産されているからです。

“ほぼ“と書いたのは

工場生産の品質だけでは、高気密も高断熱も達成できません。現場で作業する職人さんの技術あっての高性能住宅なのです。

大手ハウスメーカーと違うところは、大型パネルを使って高性能住宅を建てることが出来る「本当に腕の良い、信頼できる大工・工務店にしか建築させない」ということです。
ハーフ住宅を運営しているウッドステーション株式会社が認めた大工・工務店のみ建築が許されるのです。

ハーフ住宅は、工場生産によるパーツの品質の高さと、建設する工務店が選ばれた業者のみとなります。

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・耐震性の高い品質
More than reasonable　価格を低く抑えられる
Do it yourself　自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら３つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません。

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい！」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも！」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい！でも、できるだけコストを抑えたい！」

そんな方にピッタリです！
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか？