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中古の戸建てをDIYするより、ハーフ住宅をカスタムした方が満足度が高い理由とは

中古の戸建てを購入し、DIYで自分だけの住まいを作ろうと思っている方が増えているようです。

しかし、中古住宅のセルフリノベーションを行うためには、非常に多くの注意点と準備が必要になります。

見た目だけおしゃれで、断熱も気密もイマイチの性能の家でもいいのであれば特にいうこともありません。

ですが、同じお金をかけるのであればむしろハーフ住宅を新築で建てて、内装を自分好みにカスタムしていった方が満足度は高いといえます。

今回は、中古戸建てをDIYでセルフリノベーションすることの注意点と、ハーフ住宅をカスタムした方が良い理由を解説します。

 

中古住宅の選び方には注意点がたくさんある

まずは、中古住宅の選び方について考えてみましょう。中古住宅を選ぶ際には、注意点がたくさんあります。

快適な住宅にするために特に重視するべき項目を紹介します。

築年数

まず、見るべきポイントは築年数です。

築年数を見るだけで、おおよその快適さが分かるといっても過言ではありません。なぜなら断熱をとりまく建材の性能に年代による差があるためです。

2022年4月より以前に建てられた建物はもしかしたら気密と断熱がイマイチな可能性が高いです。

建物の断熱には、「住宅の品質確保の促進などに関する法律」で明示されている断熱等級というものがあり、1999年に設定された次世代省エネ基準である等級4はそれまで最高水準でしたが、世界的にみると非常に低レベルな断熱性しかありません。

2022年4月に新断熱等級 ZEH水準の等級5が、10月に等級6と7が設定されました。現在は、これらがスタンダードとなっています。

築年数が経っていればいるほど、断熱の性能は落ちていることが考えられます。サッシも断熱材も古いのです。

建物の状態

建物の状態が悪ければ悪いほど改修する箇所が多くなります。

目に見える部分ならまだしも目に見えない配管が悪くなっていたりするとそこもやり直すことになります。

躯体に問題があるのはもってのほかですが、よくあるのが「雨漏り」と「ネズミ」です。これはかなり危険です。

雨漏り

雨漏りぐらい直せばよいと思うかもしれませんが、建物が雨漏りによって建物の壁や天井、床などが損傷している可能性があります。目に見えるところならまだしも、長期間放置されると、建物の構造に深刻な損傷を与えることがあります

構造に問題があった場合、修復には高額な費用がかかることがあるため、修復費用が予算を超えることがあります。むしろ直せれば運が良いかもしれません。

また、雨漏りによって発生した湿気やカビは、健康に悪影響を与える可能性があります。カビはアレルギーや呼吸器系の病気を引き起こすことがあり、雨漏りによって発生した湿気は、シロアリや害虫の増殖につながる可能性があります。

将来的に売却する場合には、その損傷の修復にかかる費用を考慮して、買い手に対して価格の妥当性を説明する必要がある場合があります。

ネズミ

「ネズミが出る家は、もう取り壊すほかない」とまで言われています。

ネズミの駆除業者もありますが、完全駆除するのはかなり難しいと言われています。もちろん、巣の場所や通り道はネズミ駆除のプロが見ればすぐにわかります。そこをふさいだり毒餌を撒いたりして一時的に駆除はできます。ですが、数か月後にまたどこからともなく現れることが多いようです。

それだけネズミにとって快適な家ということです。

「ネズミぐらい、気にしなければいい」なんて思うかもしれませんが、いろいろな問題がでてきます。

まずは、病気の伝播です。ネズミは、病原菌を持っていることがあります。ネズミによって汚染された食品や水を摂取することで、病気が広がる可能性があります。例えば、ネズミが持つ病原菌には、レプトスピラ症、サルモネラ症、ラット媒介性ウイルス疾患などがあります。

さらにネズミの排泄物や死骸、毛皮、尿などは、アレルギー反応を引き起こすことがあります。特に、ネズミアレルギーの人々は、重篤な反応を起こすことがあります。

ネズミは、建物の内部に巣を作ります。この巣によって、電気配線を噛み切ったり、木材を食べたりすることがあります。また、ネズミは、建物の基礎や構造に穴を開けることがあり、建物全体に損傷を与える可能性があります。

一度でもネズミが出た物件は、やめておいた方が無難です。

土地の広さや形状

土地の広さや形状も重要なポイントです。

ライフプランに合わない広さだったり、無駄に庭が広く手入れが行き届かなかったり、イレギュラーは沢山出てきます。

土地が広ければ広いほど、税金もかかりますし、形状が悪ければ建てられる建物の形状も変わってきます。

古民家のリノベーションは、その広さも相まって新築の金額をはるかに上回るリフォーム・リノベーション金額がかかることが少なくありません。

周辺環境

周辺の環境も大切です。

空港の近くや線路の近くでは、騒音の問題もあります。学校や保育園、幼稚園が近ければ子供たちの声がストレスになる可能性もあります。

先ほど書いたネズミもそうですが、購入しようとしている物件の近くに「ネズミ駆除業者」の張り紙が多かったりする地域は危険です。そのエリアはネズミが多く出没するエリアだからです。

周辺の環境にも配慮する必要があります。

 

これらの状況次第で、どの程度のリフォーム金額が変わるかが変わってきます。

また、中古住宅を選ぶ際には、注意するべきポイントが多く、快適な住まいを手に入れる難易度は高めと言えます。

リフォーム、リノベーションにかけられるお金も含めて、自分たちが求める住まいのイメージを明確にしておくことも重要です。

 

リフォーム・リノベーションが必ず必要になる

中古住宅をDIYする場合、リフォームやリノベーションが必要になることがほとんどです。

リフォームとは、既存の設備や内装を修理することを指し、リノベーションとは、建物の構造を変えたり、新しい設備や内装を取り入れることを指します。
リフォームやリノベーションの方法としては、自分たちで施工する方法や、業者に依頼する方法があります。

自分たちで施工する場合は、工事の知識や経験が必要ですが、費用を抑えることができます。

あたりまえですが、業者に依頼する場合は専門知識があるため、高い技術で施工することができます。

 

内装を自分好みにしたいだけであれば、ハーフ住宅を建てた方が良い理由

中古物件を買ってリノベーションをしたい方の多くは、おそらく安く箱(家)を手に入れて内装を自由にリノベーションしたい方だと思います。

それであれば、ハーフ住宅(箱)を安く新築で建てて、内装を自分好みにリノベーションした方が良いです。

その理由は、ハーフ住宅が木造大型パネルで建てられる高気密、高断熱、高耐震の高性能住宅だからです。

ハーフ住宅は木造大型パネルによる施工方法で、施工者による品質の差が出ないため高気密、高断熱、耐震性の高い品質が担保されています。

構造躯体、水回り、外装などのみの第一建設の状態で引き渡しとなるため、余計な費用が掛からない分価格を低く抑えられます

また、注文住宅ではなく、すでにあるプランの中で選んでいただくため、設計の費用が追加で余計にかかることもありません。

ハーフ住宅は、柱や梁が見えるスケルトンに近い状態での引き渡しとなるため、そのあとの施工は自分好みに自由自在です。

つまり、高性能な箱を安く買って中をカスタムするという意味では中古物件をリノベーションするのとさほど変わりませんし、補修の金額を考えたらむしろ新築でハーフ住宅を建ててしまった方が最終的なコストは安くなるかもしれません。

建物の寿命も100年を目指した品質なので、むしろハーフ住宅をカスタムしていった方が良いと言えます。

 

中古住宅リフォームのDIYに必要な道具や材料

DIYをするためには、必要な道具や材料を用意する必要があります。代表的な道具や材料を挙げてみましょう。

工具・道具

・電動ドリルや電動ノコギリ
・ペンチやドライバーなどの手道具
・工具箱
・はしご

材料・資材

・木材や壁材などの建材

ハーフ住宅であれば、リフォームの為の工具や建材は必要ありません。

自分好みのリノベーションの為の建材や必要な工具のみ買い足せばよいです。

 

セルフリノベーションのメリット

中古住宅のDIYにおいて、自分たちで施工する方法を選ぶ場合、以下のようなメリットがあります。
・費用の削減ができる
・自分たちで好きなようにデザインできる
・自分たちで施工することで、より愛着を持てる

しかしながら、すでにその中古住宅が抱えている問題を解決する費用も別に掛かってくることを押さえておいてください。

このメリットだけで言えばハーフ住宅でも自分たちで施工することでより愛着を持てる家を作ることはできます。

中古住宅リノベ、ハーフ住宅カスタムは共に、DIYによって自分たちの手で作り上げることで、より自分たちのライフスタイルに合った住まいを実現することができます。

 

中古住宅をDIYする注意点

中古住宅のDIYにおいては、以下のような注意点があります。

安全面の確保

DIY作業中に怪我をしないよう、安全面をしっかりと確保することが重要です。必要に応じて、保護グローブやマスク、安全靴などを用意しましょう。

特に屋根などの高所の作業をする際は、本当に注意が必要です。私の親戚の例ですが、屋根から落ちて打ち所が悪かったため一生涯まともに歩けなくなりました。

電動工具による怪我も注意が必要です。木材の加工業に携わる知り合いは、指が飛んでいます。プロでも油断すると大きなけがをします。

安全面は、本当に気を付ける必要があります。

工事中の騒音や振動

DIY作業中は、周囲に騒音や振動を与える可能性があります。隣近所とのトラブルを避けるために、工事前に挨拶をするなどの配慮が必要です。

ハーフ住宅であれば、修繕が必要になるほどの大きな音を出す工事が無いです。

時間の確保

DIY作業には時間がかかることが多いため、スケジュールを立てて時間を確保することが重要です。

また、DIY作業の進め方によっては、一時的に住む場所を確保する必要がある場合もあります。

つまり、快適に住めるようになるまでに凄く長く時間がかかるわけです。

ハーフ住宅は、引き渡した時点で高気密・高断熱・高耐震の家に住める状態なので、快適に暮らしながらゆっくりじっくり自分のペースで自分好みに設えていけます。

 

DIYリフォームの時間と手間

DIYリフォームには、時間と手間がかかります。特に、中古住宅のDIYリフォームは、その物件の状態によって手間や時間が大きく異なるため、計画的に進めることが必要です。

楽しそうな反面、大変なこともとても多いのです。

まず、リフォームの範囲や目的を明確にし、工程表を作成します。DIYリフォームは、一般的に業者に依頼するリフォームに比べて時間がかかる傾向にあるため、スケジュール管理が重要です。また、工程表には予想される費用も含めて詳細に記載することで、予算管理も行いやすくなります。

次に、作業場所を整えます。必要な工具や材料を揃え、作業スペースをきれいに片付けることで、作業効率が上がります。

工具を置く場所はもちろん、資材、廃材の置き場も確保しましょう。

そして、実際に作業を開始します。DIYリフォームは自分たちで作業をするため、時間がかかることもあります。しかし、その分自分たちでカスタマイズすることができ、やりがいを感じることもできます。

ハーフ住宅でも自分たちで作業するため、時間はかかりますし、やりがいは感じられます。ただ、その間も快適に住めるというのが中古住宅リノベと違うところです。

最後に、作業終了後はしっかりと掃除を行い、仕上がりを確認します。DIYリフォームは手間と時間がかかる反面、自分たちで工事を行うことで、費用を抑えることができます。

また、自分たちでリフォームを行うことで、住宅の知識や技術を身につけることができ、今後の住宅に関する問題にも対応しやすくなります。

ハーフ住宅も、同じく自分で補修などを行えるようになるので、住宅の寿命を長くすることができます。

 

中古住宅のDIYリフォームには「好き」が必要

中古住宅のDIYリフォームは、手間や時間がかかる反面、自分たちで工事を行うことで、やりがいや満足感を得ることができます。そのため、好きなことをする気持ちが重要です。

家族や友人と一緒に行うこともできます。共同作業によって、コミュニケーションを深めることができます。

また、リフォームによって、自分たちの住まいを自分たちでカスタマイズすることができ、自分たちのセンスや趣味を反映させ、自分たちだけの理想の空間を実現することができます。

中古DIYリフォームは、飽きてしまったりした時点でアウトですが、ハーフ住宅であれば途中で飽きたとしても躯体自体が高性能なので快適に住み続けられます。

やる気を失ってもまた、やる気がでてきたら少しずつ進んでいくこともできるのが中古住宅リフォームとは違うハーフ住宅の良いところです。

 

DIYリフォーム・リノベーションについてブログやSNSが資産になる

DIYリフォームは、そのプロセスや完成した姿をブログやSNSに記録することができます。ブログやSNSには、DIYリフォームの手順や工具の紹介、自分たちが感じたやりがいや満足感などを書き込むことができます。

Youtubeで作業工程を発信するのも良いでしょう。今はモノづくり系のチャンネルが流行っていますから意外と早く収益化できるかもしれません。

DIYリフォームのブログを書いたりSNSで発信したりすることで、自分たちが成し遂げたことを振り返り、自分たちの技術や知識をアップデートすることができます。

また、同じようにDIYリフォームを行う人や、住宅に興味がある人たちとの交流の場となります。

さらに、DIYリフォームのブログは、将来的には収益化することもできます。ブログを読んだ人から広告収入を得ることができたり、DIYリフォームに関連したアフィリエイトリンクを張ることで商品販売の収入を得ることができます。

つまり、ポケットの中にお金を入れてくれる資産になるということです。

 

中古の戸建てをDIYするより、ハーフ住宅をカスタムした方が満足度が高い理由

中古戸建てのDIYリフォームについて、リノベーションやリノベ、セルフ施工、部屋のカスタマイズなど、様々な観点から解説しました。

内装を好みにしたいという程度であれば、中古戸建てを購入するよりハーフ住宅を建てて自分好みにカスタムしていった方が、最終的に安上がりで高品質な暮らしを手に入れることができると思います。

なので、中古住宅をDIY改修しようとしているかたにこそ、一度ハーフ住宅もご検討いただけると嬉しいです。

中古物件のDIYリフォームは、手間や時間がかかる反面、自分たちで工事を行うことで、やりがいや満足感を得ることができます。それは、ハーフ住宅のインフィルを自分好みに改修するのでも同様と言えます。

DIYには自己責任が伴うため、技術的な知識や工具の使い方については事前に学習し、十分に準備をすることが大切です。また、DIYリフォームは、家族や友人との共同作業によって、コミュニケーションを深めることができます。

さらに、ブログに記録することで、自分たちが成し遂げたことを振り返り、自分たちの技術や知識をアップデートすることができます。また、将来的にはブログやSNSを通じた収益化も可能です。

ネタとしては、ボロッボロの住宅を綺麗にしていく方が良いかもしれませんが、それまで快適な暮らしができないというデメリットもあります。

中古戸建てのDIYリフォームもハーフ住宅のインフィルのカスタムも、住まいを自分たちのセンスや趣味でカスタマイズし、自分たちだけの理想の空間を実現することができます。

自分たちでリフォームを行うことで、住宅に関する知識や技術を身につけ、今後の住宅に関する問題にも対応しやすくなります。

ぜひ、中古物件のDIYリフォームをお考えであればハーフ住宅をご一考いただきたいです。

 

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つに
してみてはいかがでしょうか?

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