ハーフビルドを
楽しむ

住宅性能でよく耳にするUa値とC値についてわかりやすく解説します

家の事を調べていると必ずと言っていいほど出てくる数値「Ua値とC値」。

できるだけ難しくならないようにわかりやすくかみ砕いて説明していきます。

 

Ua値とC値で「家の暖かさ」が分かる

Ua値とC値について理解すると、「家の暖かさ」がおおよそわかるようになります。ハウスメーカーで家を建てようとしている方にも参考になれば幸いです。

凄く断熱性能の高い家の壁の断面はこんなイメージです。(サトウ工務店モデルの佐藤さんより引用しました)

Ua値とは

まず、Ua値から。

Ua値をざっくりいうと「家の中から出て行ってしまう熱量の数値」となります。値が小さければ小さいほど高性能住宅といえます。

正確には「住まい全体から逃げる熱量を外皮面積で割った断熱性能を表す数値」で外皮平均熱貫流率となります。

関東地方ではザックリではありますが、この数値が0.46より小さければ断熱等級6に、0.26より小さければ断熱等級7となります。

ハーフ住宅では、0.46より小さい断熱等級6がすべてのプランで標準仕様となっています。

C値とは

続いてC値です。

C値は気密性能のことで、ざっくりいうと「家にどの程度すき間があるかを表す数値」となります。

数値が小さいほど、気密性が高いことを示しています。

計算式は、

家全体の隙間の合計(㎠)/建物の延べ床面積(㎡)

となります。なお、C値は建築後に測定しないとわかりません。

一般的に、高気密高断熱と言われている住宅はこの数値が1.0㎠/㎡を切っています。

ハーフ住宅はさらに高気密な0.5㎠/㎡を目指して作られています。

 

大手ハウスメーカーに注文しても、建てるのは下請けの職人さん

今の住宅の気密性能は、まだまだ現場の職人さんの技術差に依存するところが多いです。

それは、ハウスメーカーで建てようが、地域の工務店で建てようが同じことが言えます。

大手のハウスメーカーで家を買ったとしても、実際に現場で建てるのは、下請けの職人さんなのです。その職人さんに気密に対する意識が低ければ(中には無い人もいます)それなりのお家が出来上がります。

ゆえに大手で建てたのに、C値を測る機械にエラーが出て、測定ができないぐらい気密性の低い住宅ができることもあります。

クレームを言っても「仕様です、弊社では保証できません」で済まされるのを聞いたことがあります。お施主さんは悔やんでも悔やみきれない感じでした。

モデルハウスを建てた建築部隊に自分の家を建ててもらえれば、かなり高品質な家が期待できます。が、実際にはそんな注文は通らないと思います。

 

ハーフ住宅が、なぜここまで高気密につくれるのか?

ハーフ住宅が、なぜここまで高気密に作れるのか?

それは、「工場生産の大型パネル」と「信頼できる工務店による建て方」に秘密があります。

工場生産される木造大型パネル

ハーフ住宅は、家の枠を工場で大型パネルにしています。

工場生産なのでサッシなどの建材の組み込み、断熱材の充填、防水シートの施工は高精度で行われます。

現場で組み込む分も、ピッタリの寸法にあらかじめカットされた断熱材が現場に収められます。

信頼できる工務店による建て方

さらに、ハーフ住宅は大型パネルの生産パートナー会のユーザー会である「みんなの会」の会員である工務店を選び施工をしてもらうため、信頼できる工務店を確実に紹介できるのです。

これが、ハーフ住宅が高気密住宅を実現できる秘密です。

 

ハウスメーカーで建てようと考えている方に聞いてほしいこと

もし、あなたがすでにいくつかのハウスメーカーで当たりをつけているのであれば、営業マンに、こう聞いてみてほしいです。

「私が建てようと思っている家の、Ua値とC値がおおよそどのぐらい出るのか教えてください」と。

すると、すでにある似た自社の建物のデータを出してくれるかもしれません。

「Ua値は、C値はおおよそ、どの程度出ますか?」
その数字がそのハウスメーカーであなたのお家を建てたときの暖かさになります。

もう一度書きますが、ハーフ住宅はUa値0.46以下、C値0.5以下が標準仕様です。比べてみてください。

 

今回は、Ua値とC値について出来るだけかみ砕いて書かせていただきました。

 

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つに
してみてはいかがでしょうか?

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