ハーフビルドを
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新築をDIYで作ろうとしている方へ ハーフ住宅の方が良いかもしれない理由

「自分で住むための小さい家を、自分たちで設計して自分たちで建ててみたい!」

家の値段が上がっている中、そんな方も少なくないようです。

特に、テレビでモデルの森泉さんが建てた家のように紹介されているような方法ならやれるのではないかと考える方が多いように見受けられます。

しかしながら、新築のDIYには様々な問題がありリスクを伴います。

この記事では、新築をDIYで作るのであれば、むしろハーフ住宅で家を建てて自分好みにカスタムしていった方が良いかもしれない理由について解説していきます。

 

新築のDIYとは

新築のDIYとは、言葉そのままの意味で自分で家を建てることを指します。

設計なんて建築士でないと無理なんじゃないの?と思われる方が多いようですが、狭い木造住宅であれば素人でも可能なようです。

設計は建築士でないと出来ないと思っておられる方が殆どだと思いますが、実は建築士免許を持たない一般の方でも限度はありますが、自分で設計する事も可能なんです。下の図を見て頂くとお解りだと思いますが、黄色の部分の範囲であれば誰にでも設計が出来るのです。2階建の木造、あるいはその他の構造で高さ≦13mかつ軒高≦9mの2階建で延べ面積が100㎡以下であれば免許は必要ないのです。ただし、木造以外の構造で2階建になると構造計算が必要になるので木造以外の建物の場合は、一般の方には少し無理かも知れません

※設計は建築士にしか出来ないのでしょうか?より引用

しかしながら、建築基準法上の問題も絡んでくるためそう単純なものでもありません。

特に、大変なのが、確認申請です。

確認申請とは、建物を建設する前に、その建物が建築基準法に適合しているかどうかを市町村に確認してもらう手続きのことです。日本では、建築物の建築、修繕、改修、増築、解体などには、建築基準法によって定められた規制があります。建物を建てる前に、確認申請を行い、市町村の審査を受けることで、建築基準法に適合した建物を建てることができます。

確認申請には、以下の手順があります。

1.建築設計図面の作成 まずは、建物の設計図面を作成します。この図面には、建物の平面図、立面図、断面図、構造図、配管図、電気図などが含まれます。設計図面には、建築基準法に則って必要な情報が全て盛り込まれている必要があります。
2.申請書類の作成 次に、設計図面に基づいて、申請書類を作成します。申請書類には、建築物の概要や使用目的、建築物の構造や規模、施工予定の日程や工法などが記載されています。申請書類は、市町村が定める様式に従って作成する必要があります。
3.手数料の支払い 申請書類に必要な手数料を支払います。手数料の金額は、建築物の規模や地域によって異なります。支払い方法については、各市町村で定められた方法に従います。
4.市町村への申請 設計図面と申請書類、手数料を揃えたら、市町村に申請します。市町村の建築課に申請書類を提出し、審査を受けます。審査には、通常、約1か月程度の期間がかかります。
5.審査結果の通知 市町村から審査結果が通知されます。審査に合格した場合は、建築許可証が交付されます。建築許可証を取得することで、建物を建設することができます。
6.建設工事の開始 建築許可証を取得したら、建設工事を開始することができます。建設工事には、地盤改良、基礎工事、構造工事、外装・内装工事、設備工事などが含まれます。
7.完了検査の申請 建築工事が完了したら、市町村に完了検査の申請をします。完了検査では、建築物が建築基準法に適合しているかどうかが調べられます。完了検査には、建物の構造、外観、内装、設備などが対象となります。
8.完了検査の受検 市町村から完了検査の日程が通知されます。検査官が建物を調査し、建築基準法に適合しているかどうかを判断します。完了検査に合格した場合は、使用許可が交付されます。

申請には手続きが多く、期間も長いため、建築や設計の素人が個人で行うのはものすごく大変です。

確認申請が規模により不要な地域もありますが、街中(正確には都市計画区域内など)などでは住宅のレベルでもほぼ確認申請は必要です。

木造で小規模なら建築士の設計なら申請側の専門性と申請業務の簡略化の為に、図面の免除など緩和がされますが無資格の場合これを受けれません。ある程度の知識が無いと図面作成自体が難しくなる構造図面も含まれ、申請業務も手続きなど特殊な事ですから敷居は高いとは言えます。

DIYで新築を行う場合、自分で設計から施工までを行うことができ、自分の好みに合わせて自分の家を作ることができるという魅力があり節約にもなる一方で、大変な事の方が多いのが現状と言えます。

 

新築をDIYするぐらいなら、ハーフ住宅を建ててしまった方が良い理由

新築をDIYで作るならハーフ住宅を建ててしまった方が良い理由は、手続きの煩雑さをなくすことと、高性能なスケルトン(躯体)が手に入ることにあります。

ハーフ住宅は、工場生産の木造大型パネルで建築されます。

木造大型パネルとは、家の壁や屋根などを大型パネル工場で生産するものです。パネルには、断熱材、付加断熱、防水シート、サッシ等があらかじめ高精度で取り付けられます。

建築現場では、1枚づつパネルをクレーンで吊って建てられ、通常2~3か月かかるものが、わずか半日~1日で上棟します。

工場生産されるので、建った時点で高気密、高断熱、高耐震の高性能な家が出来上がります。不安要素の一つである現場の職人さんの技量に左右されないのが特徴です。

もう一つの特徴が、スケルトンのみで完成としているところです。電気、ガス、水道など最低限住むための設備はつけられますが、一般の住宅のようにインフィル(内装部)の仕上げがありません。

いわば、「内装に何もないだけの、超高性能な家」といえます。

自分でDIYでたてるよりも、高性能な家の中でじっくり自分好みに設えていった方が現実的ではないかと思うのです。

もちろん、先述したような申請的なものの手続きも自分でやる必要はありません。

 

新築 DIYで節約する方法はハーフ住宅でも可能です。

新築 DIYでは、自分で手を動かすことで人件費を節約できます。これはハーフ住宅でも可能です。

また、小売りをしている材木屋さんなどに床などの資材を直接仕入れることができるため、中間マージンをカットできます。材木屋さんの敷居が高ければ、ホームセンターなどで自分の好きな建材を買ってくるのもよいでしょう。

ハーフ住宅はおそらくDIYで自分で建てるよりも安価に建てることができます。個人で材料を買おうと思うと様々な中間マージンがかかるため同じ材料でも高価になりがちです。

新築DIYで節約するのはハーフ住宅でも可能なのです。

自分の家なので納期はありません、自分好みに自分のペースでゆっくりゆっくり設えていけばいいのです。

 

新築 DIYの外構について

新築 DIYでは、外構にもこだわることができます。ハーフ住宅では外構はやりません。外構こそ、DIYでやれるポイントではないでしょうか。

外構は家の印象を大きく左右するため、重要な要素です。石積みやフェンス、植栽などを自分で行うことで、自分の理想の外構を実現することができます。

また、外構には照明も重要な要素です。LED照明を使用することで、低コストで明るく、美しい照明を実現することができます。

家の内装も、外構も、自分好みに仕上げられます。

 

新築 DIYでできて ハーフ住宅で出来ない事

新築 DIYでは、自分で設計を行うことができます。設計段階では、自分のライフスタイルや好みを考慮して、間取りや仕様を決定することができます。

ですが、ハーフ住宅ではこれはできません。決まったプランの中から選んでいただく形になります。

プランはコチラからご覧いただけます。

これは自由度が無いという欠点でもありますが、実は大きな利点もあります。

人気の一級建築士が設計しているので、構造や性能はお墨付きな事と、設計の決められた住宅を作るということによるコストの安さがあげられます。

注文住宅では、その都度都度で打ち合わせが必要になりますし、材料の加工も1本1本違ってくるためコスト高になってしまうからですね。

ハーフ住宅ではインフィル部分をお施主様によるDIYで行ってもらうため、資材や設備機器の選択肢も豊富で、自分の好みに合わせた選択が可能です。

さらに、家具やインテリアも自分で作ることができます。DIYで作った家具やインテリアは、他の家とは違った個性的なものとなります。

もちろん、建ててくれたビルダーさんにお任せすることもできます。どうしても自分で行うには限界がありますからね。

 

新築 DIYの失敗のリスク ハーフ住宅なら大丈夫

新築のDIYを自分で行うと失敗するリスクがあります。DIYは自分で行うため、技術的な知識や経験が必要です。

また設計した際には、建物の構造に関わる部分については専門家に相談することが必要だといえるでしょう。建てたものが法律違反にだったら元も子もありませんからね。

また、施工にあたっては、安全性や法規制にも注意が必要です。DIYで失敗した場合、コストがかかるだけでなく、修正に時間もかかるため、慎重に計画を立てることが重要です。

その点、ハーフ住宅であれば耐震や気密、断熱など最も重要な部分はハイスペックなので安心です。

せっかくお金をかけて建てたのに出来上がって失敗してガッカリなんてのはいやですよね。

 

新築 DIYのハーフ住宅をブログやSNSでシェアすると資産になる

新築 DIYのハーフ住宅の仕上げ工程を、ブログやSNSで書くことで自分の取り組みを情報発信することができます。

使った建材や、家具などを紹介してアフィリエイトのリンクを貼っておけば、それを見ていいな~と思った人が買ってくれれば、販売の紹介料として利益がうまれます。

家は負債なんて言われているのに、まさかのお金を生み出すツール、いわば資産として使えるということです。

また、他のDIYファンや、同じように新築 DIYを行いたい人たちと情報を共有することができます。

ブログやSNSを通じて、アイデアやアドバイスをもらうことができ、さらにDIYの楽しみを共有することもできます。

今はモノづくり系のショート動画や動画も人気なので、やってみると思いもよらない収入があるかもしれませんよ。

 

新築 DIYで作る棚 これぞハーフ住宅の真骨頂です。

新築 DIYで作ることができる棚には、書棚やキッチンカウンター、洋服タンスなど様々な種類があります。

むしろ、これがハーフ住宅の楽しめる部分でもある「自分好みに自分の物を作る」ということです。

棚をDIYで作る場合、自分の好みに合わせた色やデザインにすることができます。レイアウトも自由自在。

自分で作った棚は、他の家とは違った個性的なものとなり、自分の家をより一層特別な場所にしてくれます。

どういう棚を作ったら便利か、材料は何にしようか、などいろいろな事を考えながら作るのも楽しいものです。

 

新築をDIYで建てるならハーフ住宅をカスタムする方がいいかも

新築 DIYは、自分の家を自分で作るという魅力があります。また、節約にもなるため、DIY好きには特におすすめです。しかし、失敗するリスクもあるため、かなり慎重な計画が必要です。

むしろ、ハーフ住宅を建ててカスタムしていった方が、家としての満足度は高いと言えます。なぜなら高気密、高耐震、高断熱の高性能な家だからです。

DIYで自分の好みに合わせた家具やインテリアを作ることもでき、自分の家をより一層特別な場所にしてくれます。

DIYを通じて、家づくりの楽しみを共有することもできるため、ブログを書いたり、情報を共有することもおすすめです。

新築 DIYで、自分だけの理想の家を作るのもよいですが、ハーフ住宅のカスタムも、ぜひ一考していただけると嬉しいです。

 

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つに
してみてはいかがでしょうか?

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