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予算2000万円で家は建てられる? ローコスト住宅とハーフ住宅の比較

「予算2000万円で家は建てられるのだろうか?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか?

結論から言うと、土地がある場合は

①ローコスト住宅メーカーで建てる
②ハーフ住宅を建てる

土地がない場合は

③地方の建売住宅を買う

という方法で2000万円で家を建てる(買う)ことが出来ます。

この記事では、①のローコスト住宅と③の建売住宅の購入方法と②のハーフ住宅とをできるだけわかりやすく比較解説していきます。

予算内で、素敵なマイホームを手に入れたい方は、是非読み進めてみてくださいね。

 

一般的な2,000万円以内の新築一戸建て

予算2000万円で家を建てる方法①ローコストのハウスメーカーに注文するのが一般的です。

主なローコストハウスメーカーは飯田、タマホーム、アイフルホームがあげられます。

後述しますが、ハウスメーカーのローコスト住宅はあまりオススメできません。

土地込みの2000万円で家は建てられるのか?

土地込みで2000万円の新築一戸建ての注文住宅はかなり難しいです。

建てる地域にもよりますが、③の土地付きの建売住宅でないと難しいといえます。

日本の住宅は木造の場合、建築から22年経過すると帳簿上は建物の財産的価値は無くなり、ほぼ土地の価格のみとなってしまうことも覚えておきましょう。

ローコスト住宅と建売住宅を購入する際の懸念点

ローコスト住宅で建てる場合も、建売住宅を買う場合も、建物に対して共通の懸念点があります。

それは、気密性・断熱性に関するものに何が使われているか分からないということです。

ローコストで建てられる、もしくは土地付きで一戸建てが買えるという時点で、おそらく気密・断熱のための建材はロースペックなものが使われていると予想されます。

ハーフ住宅の場合、インフィル(内装)の装飾が無い状態でおよそ2000万円という価格です。これは高気密・高断熱・高耐震の部材を工場で生産することで断熱等級6をクリアするレベルになっています。

現場で職人さんが施工するコストをかける時点で、気密・断熱に関する建材の部材がハイスペックとは到底思えません。

また、建売物件は、おおよそ天気の良い晴れの日に見に行くことが多いと思います。晴れの日の昼間に一回二回内見しただけでは分からないものです。

新築なのに、いざ住んでみたら寒いなんてこともあります。

ローコスト住宅も、土地付き一戸建ての建売住宅も2000万円クラスだと気密性・断熱性が低い可能性が高いことを念頭に入れておきましょう。

すでに、いくつかあたりをつけているようであれば実際に断熱等級(もしくはUa値)とC値(気密性を示す数値)を聞いておくと良いです。この数値が出ない場合、やめておいた方が無難だと思います。

 

2000万円台で注文住宅が可能なハウスメーカー

2000万円以下は難しいですが、ちょっとオーバーの2000万円代で注文住宅が可能なハウスメーカーを紹介します。

ここも、すでに土地がある場合となります。

タマホーム、アイフルホーム
パナホーム(パナソニックホームズ)
一条工務店
ユニバーサルホーム
桧家住宅

2000万円代だと先ほどと同じく断熱や気密の性能に懸念点が出る可能性があります。

また、我慢するべき点もたくさん出てきます。

基本的なローコスト注文住宅の考え方


※写真はイメージです

建築費用を抑える為には以下のポイントを抑える必要があります。

①欲しい部屋や空間の使い方を考える
②駐車位置に合わせて玄関位置を決める
③土地に合うように空間を配置する
④坪単価を60万円以下に抑える
⑤坪数を45坪以下に抑える
⑥こだわる箇所を限定させる
⑦外観や外壁材で節約する

⑧キッチンやお風呂で節約する
⑨インテリアで節約する

この9点をよく考える必要があるということです。

残念ながら、家の中で最も大切と言える気密・断熱に関してのポイントは入ってきません。というか予算的に入る余地がないのです。

せっかく2000万円もかけたのに、寒いおうちに住みたくないですよね。

 

ハーフ住宅なら2000万円でもハイスペック!

 

ハーフ住宅は2000万円でも超ハイスペックです。その秘密は、工場生産の木造大型パネルにあります。

構造材、羽柄材、断熱材、サッシ、防水シートまでを工場ですべて生産し、現場でクレーンで吊って組み立てていきます。

わずか数時間で上棟し、職人の技術差に関係なく高気密・高断熱・高耐震の住宅が建つのです。断熱等級は6以上、気密性能もC値0.5以下を目指しています。

プランによって小さい家ですが、小さい家の方が良いポイントもたくさんあります。

例えば、電気代が少なくて済む事、ライフスタイルに合わせて間取りの変更がしやすいことなどです。

最大の弱点は、内装(インフィル)が無いこと。もちろん上下水道、電気、ガスなどのライフラインはすべて管理しています。

内装が無い「快適に住める状態」から自分好みに少しづつDIYでカスタムしていく事が前提となります。

インフィルが無い分、高性能でありながらこの価格で販売ができるのです。

 

暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは

ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。

世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。

コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。

High quality 高気密・高断熱・高耐震性の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる

人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。

コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません

逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震性で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」

そんな方にピッタリです!
「ハーフ住宅」を、ぜひ夢のマイホームの選択肢の一つに
してみてはいかがでしょうか?

 

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