新築のオプション工事でのおすすめの工事と後悔しないための方法とは
「新築のオプション工事、どうしようかな~」と悩まれる方も多いかと思います。
必要な物と、必要でないもの。あった方がいいものと、無くても良いものの違いが分からない方もいらっしゃると思います。
この記事では新築のオプション工事でのおすすめの工事と後悔しないための方法をお伝えします。
なお、ハーフ住宅では基本的にオプション工事は引き渡し後にやっていただく事になります。
新築のオプション工事とは?
新築住宅を購入する際に、建築会社が提供するオプション工事について説明します。
一般的に新築住宅には標準の仕様があり、それにプラスして、オプション工事を追加することができます。
オプション工事には、エアコンの取り付け、キッチンのカスタマイズ、床暖房の設置などがあります。
ハーフ住宅でも、同様に最低限暮らせる電気、ガス、水道などの設備はありますが、そのほかの部分はお施主さんによるDIYや、ビルダーによる施工をしていただく形になります。
こちらのリンクに、新築で「いらない設備」と「あったほうがよい設備」を分かりやすくまとめてありますので是非合わせてお読みいただけると嬉しいです。
オプション工事の相場は?
オプション工事の相場は、取り付ける設備や施工方法によって異なります。
一般的には、エアコンの取り付け費用は30万円程度、キッチンのカスタマイズは50万円程度、床暖房の設置は100万円程度といった具合です。
ハーフ住宅は、高気密・高断熱なので、床暖房の設置はないと個人的には思います。エアコンも、一番安いもので十分機能します。
プロでないとできない工事は、お金を払ってプロに任せた方が良いですが、自分でも出来そうなことはDIYで作ってしまうのも手です。
大幅にコストを下げることができますからね。
オプション工事を安くする方法は?
オプション工事を安くする方法として、大工さん、工務店さんとの交渉が挙げられます。
ですが、私はあまりオススメしません。消費者側の立場から言えば、安ければ安いほど良いのは当たり前ですが、仕事を頼まれる側は決していい気はしないはずです。
法外な値段の場合は例外ですが、少なくとも自分でできない工事はそこまで値引き交渉をしない方が、最終的に良い仕事をしてもらえる可能性が高いです。
安くするということは、「使う材料を安価なグレードなものにする」「職人の作業時間を減らす」ことに直結しますからね。
どうしても安くしたい場合、複数の大工、工務店さんから見積もりを取ることで、オプション工事の価格比較ができ、安い業者を選ぶことができます。これを相見積もりといいます。
「提示された金額が妥当なのかわからない」と感じたときは、相見積もりをオススメします。
ハーフ住宅としては、実際に建築をしてくれた工務店さんにそのままお願いすることをオススメしています。なぜなら実際に建てていることでその建物を知り尽くしているからです。
安くする方法はありますが、基本的には「プロに頼むのだから」とあまりコストを下げようとしない方が、満足度の高い結果が得られることが多いと知っておきましょう。
どうしてもオプション工事を値引きしたい時の交渉のポイントは?
とはいえ、予算の都合と理想の折り合いもあると思います。オプション工事の値引き交渉をする際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 複数の大工、工務店から見積もりを取り、価格を比較する。
- 交渉の際には、相手の立場に立って話を進めることが大切。
- 交渉の前に、自分たちが望むオプション工事の内容や価格を明確にしておく。
あくまでも、「プロ」に価値を提供してもらっていることを忘れないようにしたいところです。
オプション工事のおすすめは?
オプション工事のおすすめは、各家庭のライフスタイルや予算によって異なります。
先ほどもリンクを貼らせていただきましたが、こちらも合わせてお読みいただけると嬉しいです。
一般のZEH水準程度の断熱性能5程度の住宅では、エアコンの取り付けや床暖房の設置など、快適な生活環境を整えるオプション工事が人気ですが、断熱等級6以上のハーフ住宅ではほぼ必要ないといえます。(よほど寒いところにすんでいるのなら話は別ですが)
プロにガッツリまかせるキッチンのカスタマイズや収納スペースの拡大など、使い勝手を重視したオプション工事もおすすめです。
オプション工事を後悔することも?
オプション工事を選ぶ際には、予算や必要性をよく考えることが重要です。
一般の新築の注文住宅では選択肢が多いため、ついつい余計なオプション工事を選んでしまうこともあります。
そのため、必要なオプション工事を選ぶ際には、建築会社とよく相談し、自分たちの生活スタイルに合った工事を選ぶことが大切です。
ハーフ住宅においても同様です。最低限の設備でも快適に暮らすことはできます。
無駄にお金を使うことはありません。暮らしという製品はないのです。
どうしても必要になったら付け足せばよいのですから。
オプション工事で失敗しないためには?
一般の注文住宅の場合、オプション工事で失敗しないためには、以下のポイントに注意するべきです。
- 自分たちのライフスタイルや予算に合った工事を選ぶ。
- 設備や施工方法について、大工、工務店によく相談する。
- 交渉や契約の際には、必ず書面で確認する。
- 工事が完了したら、必ず点検を行い、問題があれば早めに対処する。
ハーフ住宅の場合は、自分でできるところはセルフビルドでやってもらうという特性をもっているから安価で提供できています。
全てをビルダーに頼むと、クオリティは高いかもしれませんが、その分価格が高くなること忘れないでおきましょう。
クオリティを取るか、価格を取るか。自分で施工すれば、家に対する愛着も湧いてきますよ。
オプション工事の高い費用は?
オプション工事の中でも、高い費用がかかるものとしては、床暖房の設置や外壁材の変更などが挙げられます。
また、施工方法によっても費用が変わるため、大工、工務店さんとよく相談して選ぶことが大切です。
外壁材に関しては、ハーフ住宅は比較的安価で流通しているものや、木材の場合は日本全国どこでも製材しているような部材を使用しています。
建てた後のメンテナンスも、できるだけコストをかけなくてもよく、長く快適に住んでもらうことをコンセプトにしています。
無垢の柔らかい木材をフローリングとして選べば、床暖房の必要はないと個人的には思います。
オプション工事でエアコンの取り付けは必要?
オプション工事の中でも、エアコンの取り付けは必要な工事の1つと言えます。
特に夏場は、エアコンなしでは快適な生活ができないため、多くの人がエアコンの取り付けを希望するでしょう。
また、最近では省エネ性能が高いエアコンも多く販売されているため、長期的な観点からも取り付けを検討することがおすすめです。
ハーフ住宅では、高気密・高断熱なので、一番安いエアコンでも十分に機能します。
どうせ10年もしたら故障やメンテナンスで買い替えが必要になる家電です。できるだけ安価なものの方がよいですよね。
逆に、壁や天井一体型の据え付けタイプのエアコンは故障時のメンテナンスも買い替え時も凄くお金がかかることを覚えておくと良いでしょう。
オプション工事でおすすめの施工方法は?
オプション工事でおすすめの施工方法は、建築会社や工務店によって異なります。
一般的には、耐震性能や断熱性能を高めるための工事がおすすめです。また、自然素材を使った内装や外装も人気があります。
これらの工事によって、快適で健康的な住環境を実現することができます。
特に、無垢のフローリングはオススメです。今では木材には科学的に癒しの効果があると認められています。
面白い本なので、無垢のフローリングにしようかクッションフロアにしようか悩んでいる方には、是非読んでみていただきたいです。
オプション工事で後悔することは?
オプション工事で後悔することは、選んだ工事が自分たちに合わなかった場合や、費用対効果が悪かった場合などが挙げられます。
先ほども書きましたが、予算を下げに下げた結果、いまいちな材料をつかわれたりすると満足度が低くなります。
そのため、必要な工事を選ぶ際には、大工、工務店さんとよく相談し、自分たちにとって最適な工事を選ぶことが大切です。
ハーフ住宅では、基本的に建ててくれた大工、工務店さんにそのままお願いすることをオススメしています。
何かあって困った時に助けてくれるような関係性を、大工、工務店さんと築ければ一番良いです。まさに住まいのパートナーというやつですね。
オプション工事の相場は?
オプション工事の相場は、工事内容や施工方法によって異なります。
一般的には、エアコンの取り付けや水回りの設備交換などの工事は、10万円〜30万円程度が相場と言われています。
しかし、より高価な工事や、より高品質の材料を使用する場合は、相場よりも高い費用がかかることがあります。
相場を知るためには、自分がどこまでの設備が欲しいのかを明確にすることが大切です。
暮らしとともにしつらえていく楽しみ「ハーフ住宅」とは
ハーフ住宅は、高品質の骨格と外装、水道、電気、ガスと、法律的には住宅として最低限「暮らせる」状態でお施主さんに引き渡す住宅です。
世界の住宅の標準ともいえるスケルトンインフィル。
柱などの木が見えるむき出しの状態から、みずから中を自分好みにしつらえていく。
つまり、家を自由にデコレーションしていくことができる住宅です。
コンクリートの打ちっぱなし住宅の木バージョンともいえる「木の打ちっぱなし住宅」ともいえます。
High quality 高気密・高断熱・高耐震の高い品質
More than reasonable 価格を低く抑えられる
Do it yourself 自分色に仕上げられる
人気の一級建築士が設計した、これら3つのコンセプトを持った複数のプランの中からお選びいただけます。
コストを抑えながら高性能住宅が手に入る反面、お施主さんにも「しつらえる覚悟」を持ってもらう必要があります。なので「内装まで全て出来上がった状態の住宅が欲しい」「できるだけ自分で手を加えたくない」という方には正直オススメできません。
逆に、「自分好みに自由に作ってみたい!」「ちょっとぐらい不格好でも逆に私らしさが出ていいかも!」
「高気密・高断熱・高耐震で建てたい!でも、できるだけコストを抑えたい!」
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